0003 話を聞いて欲しくて
🍽️ 暴食
「お前何かあると私の所に来るなぁ?!」
🌑 憂鬱
「唯一話がまともに通じる相手だからな」
🍽️ 暴食
「まあ確かに彼奴等は話通じんな!!」
🌑 憂鬱
「そう言う訳だ」
🍽️ 暴食
「で?今回は何だ」
🌑 憂鬱
「俺は、思い出した」
🍽️ 暴食
「人の頃の記憶か?」
🌑 憂鬱
「そうなる」
🍽️ 暴食
「悩む過去だったか?」
🌑 憂鬱
「あぁ、凄く」
🍽️ 暴食
「私は聞く位しか出来んがなぁ」
🌑 憂鬱
「それでも良い」
🍽️ 暴食
「それなら話してみろ」
🌑 憂鬱
「俺は虚栄……慎二の叔父だった」
🍽️ 暴食
「それはまた」
🌑 憂鬱
「妹が投げて押し付けて来たのが慎二だ」
🍽️ 暴食
「身勝手な奴は何処にでもいるな」
🌑 憂鬱
「幸せだったんだよ」
🍽️ 暴食
「だった、か…」
🌑 憂鬱
「俺は音楽で、ピアノで生きて居た」
🍽️ 暴食
「意外だな」
🌑 憂鬱
「慎二は感化されて音楽の道に来てな」
🍽️ 暴食
「だから彼奴は歌が上手いしあの能力なのか」
🌑 憂鬱
「……それを、妹がな、奪って行ったんだ」
🍽️ 暴食
「……身勝手な奴はとことん身勝手、だな」
🌑 憂鬱
「あぁ、俺は生きる意味を失くした」
🍽️ 暴食
「接触も出来なかったのか」
🌑 憂鬱
「何一つも」
🍽️ 暴食
「そうか」
🌑 憂鬱
「慎二の居ない世界に俺の意味は失かった」
🍽️ 暴食
「……それでとんだか」
🌑 憂鬱
「そうなる」
🍽️ 暴食
「生きる意味を失ったら、そうも、なるな」
🌑 憂鬱
「そこまでは、まだ良いんだ」
🍽️ 暴食
「そうだよな虚栄が今居ると言う事はな」
🌑 憂鬱
「……慎二、追いかけて来やがった」
🍽️ 暴食
「虚栄もお前が大事だったんだな」
🌑 憂鬱
「俺は……慎二の未来を奪ったんだ」
🍽️ 暴食
「そうとも言えるか……それは否定も出来ないな」
🌑 憂鬱
「…………どうしたら、良いんだ」
🍽️ 暴食
「これからか」
🌑 憂鬱
「そう、だな……これから」
🍽️ 暴食
「案外普通にしてれば良い」
🌑 憂鬱
「普通に?」
🍽️ 暴食
「虚栄が思い出したりする迄は、な」
🌑 憂鬱
「……そうか」
🍽️ 暴食
「いきなり思い出したと言っても相手は知らんからな」
🌑 憂鬱
「確かに」
🍽️ 暴食
「あまり、変に考え過ぎるなよ」
🌑 憂鬱
「あぁ」
🍽️ 暴食
「また何かあったら来いよ?」
🌑 憂鬱
「あぁ、分かった……助かる」
🍽️ 暴食
「そうなら良かった」
🌑 憂鬱
「……じゃあな」
🍽️ 暴食
「おぉ、じゃあな」